ARIA The NATURAL #21

 真夜中。灯里は列車が走る音に気付く。音が聞こえるような範囲に列車は通っていないし、真夜中だし。よく聞くと列車の音は上から聞こえてくるような?
 合同練習の休憩時間にその話をすると、アリスが有名な小説の話だと指摘する。列車の行き先は死の国だから、夜中に列車を見ても決して乗ってはならない。
「ぽおおおおおおおおおおおおおお……」
藍華をびびらすアリスがかわいい。前回は怖い話で灯里を怖がらせていた藍華だが、自分でも怖い話は苦手だったようだ。
 今回のサブタイトルにも入っている「銀河鉄道の夜」、調べてみたら何やら複雑だ。
銀河鉄道の夜 – Wikipedia

『銀河鉄道の夜』は、4回にわたる改稿が認められており、3回目までの稿と現存最終稿の話の展開には、重大な差異がある。

気になる。
新編銀河鉄道の夜
新編銀河鉄道の夜
銀河鉄道の夜
銀河鉄道の夜
 Amazonで検索してみても色々出てきてよくわからない。
賢治の見た夢~銀河鉄道の夜~
 と思ったら、こちらのサイトで第三次原稿の一部と第四次原稿が読める。著作権の保護期間が過ぎてるのか。ということで、青空文庫にもあった。
図書カード:銀河鉄道の夜

青空文庫収録の、新潮文庫版と角川文庫版には、別表に示す相異がある。

ぬおお。とにかくそのうち第四次原稿を読んでみるか。
 練習後も銀河鉄道のことが気になっている灯里に、アリア社長がキラーン。夜、寝ている灯里を起こしてアリア社長が手渡したのは、大きな猫の手形が付いている封筒だった。中に入っていたのは列車の切符。ケット・シーからの招待状だった。
 翌日の合同練習で灯里が悩みを打ち明ける。意外にも灯里から恋の話かと、藍華とアリスは目をキラキラさせながら聞くのだが、毛並みとかしっぽとか聞いてすっかり覚める。ケット・シーに関して、アリスは危険だからやめておいた方がいいと言う。本人曰く慎重なだけだとのことだが、結局三人とも怖い話は苦手ということのようだ。
 深夜、準備万端のアリア社長。そのコスチュームはメーテル。灯里も珍しく私服でお出かけ。トラム通りに行ってみると、レールがあり、信号機があり、橋脚があり。待っていると、奥の方から順番に照明がついていく。細かいところまでしっかり作りこまれていてドキドキ感が増す。そして列車が到着し、灯里はしばし呆然。アリア社長に言われて見てみると切符をくわえた猫たちがいた。灯里たちの後ろに現れたのは顔の見えない車掌さん。ただしでかい。切符にスタンプを押し、猫たちを列車に乗せていく。
 最後に切符をなくしてしまって列車に乗れない子猫がいた。アリア社長と顔を見合わせる灯里。何も言わなくても通じたらしく、アリア社長はうなずく。灯里は自分の切符を子猫に渡し、猫たちは列車に乗ることができた。軽く会釈していく猫たちがかわいいぞ。動物は反則だ。
 ケット・シーと思われる車掌に話しかける灯里。ケット・シーは灯里の頭をなでなで。頬をふにふに。そして灯里とアリア社長の額にスタンプを押してくれた。走り出した列車。最後部にいたケット・シーは帽子を取って挨拶する。列車は空に上っていった。本当に銀河鉄道だったのだ。
 目が覚めるとベッドの上だった。夢かと思いきや、灯里とアリア社長の額にはスタンプの跡があり、夢ではなかった。ケット・シーはアクアの心なのかも。いつか銀河鉄道に乗れる日が来るんだろうか。
 灯里のケット・シーからの気に入られようはかなりのものだが、アリシアの不思議話許容ぶりも凄い。もしかしたらアリシアも昔は不思議体験をしていたのかも、なんてことを考えてしまった。
 今回の話に一つだけ贅沢を言うと、灯里の私服の冬バージョンも見てみたかった。それを言ったら晃様のかっこいい私服とかも見てみたいのだが。
 次回は今回とはまた違った不思議な話の模様。
ARIA The NATURAL Navigation.3
ARIA The NATURAL Navigation.3
Nino
Nino
 このところ本やCDを買い込んでしまったので控えなくてはいけないのだが、このCDは欲しい。