あさっての方向。 #8

 家を出たからだ。改札で引っかかっていたのはさすがに子供切符じゃなくて自動改札が初めてということだったのか。住むところを探してもお金がなく、仕事を探そうにも履歴書のことすら知らない。子供なのだから仕方がないのだが、それでもがんばるからだ。
 公園のベランダの下で夜を明かしたからだが見た夢なのか、ふと思い出したのか、からだの過去が映し出される。大切に育ててくれた義理の両親のこと。二人が事故で亡くなったこと。急いでアメリカから帰国したが遅くなってしまった尋との出会い。そして、うすうす感じていた尋がからだのために何かを犠牲にしているということ。尋と椒子の写真を見たからだは、尋が犠牲にしてきたものの大きさを知ってしまい、家を出たのだった。
 連絡を受けた尋がからだを迎えに行くが、からだはそれを拒む。ああ。
 今回がからだメインだったってことは、次回は尋と椒子のエピソードになるんだろうか。ついでにテツ。からだはどうなるんだろう。
あさっての方向 3 (3)
あさっての方向 (3)