フェレットのいるお宅にお邪魔してきた

 部屋に入るとずだだだだっと走り回る音が。おー、元気だなあ。しばらくして落ち着いたら足元にすり寄ってきて、なんかかわいいので挨拶を試みる。犬の感覚で手をなめさせてみたのである。
 ぺろぺろぺろぺろ……がぶっ。
 えっ。
「隊長、噛まれました」
「そいつ噛むよ」
「先に言ってください隊長……」
 かくして、右手の小指の付け根あたりをがっぷり噛まれて出血。ちょうど牙のあたりなのだろうか。血が二カ所からぷっくりと。とりあえず水で洗い流してティッシュで圧迫して止血。程なく血が止まったので手当してもらって終了。隊長はかなり申し訳なさそうにしていたが、その後化膿することもなくきているので大丈夫だろう。いや、フェレットアナフィラキシーとかあったら次噛まれたときにショック状態になるが、とりあえず聞いたことはないし。とはいえ、フェレットに関してどれだけ素人なのかは上記の行動でおわかりだと思う。
 そこには二匹のフェレットがいて、片方は高齢、もう片方はいたずら盛りのかなり若い子なのだそうだ。私を噛んだのはもちろん若い方で、もう一匹は噛まないのだそう。確かにおばあちゃんって感じでおとなしいし、こっちの子なら飼いたいなあとは思ったりしたのだが、フェレット愛好家に聞かれたらわかってないと怒られること請け合いである。
 フェレットってのは昼とか夜とか関係なしにばたばたーっと暴れ回ってわしゃーっと襲いかかってくるし、噛むしひっかくしでなかなか面白かった。かくしてひっかき傷とか増やしながら帰ってきたのであった。
 隊長、お世話になりました。
 そうそう、自分の腕とかをまじまじ観察していると知らないひっかき傷を見つけられるので変に面白かったりして。
 しかし、噛まれた手がちょうどマウスに当たる位置なので痛い……。