ディーラーにてバッテリー交換。CCAテスターの結果と整備担当からの情報引き出しが目的。これで1万円

 私の車は平成19年式。リコール1回はまったく問題もなく済んだし、CVTに爆弾を抱えている車種ではあるが問題は発生していない。バッテリーも新車状態から5年以上経過した。
 最近の車は優秀すぎて、バッテリーの異常に気付く機会は限りなく少なくなった。車の乗り方にもよるが、私はほぼ毎日車を使っているので、冬場のセルスタートもいつも一発。ミスがあるとしたらエンジンがぬるい状態で燃調がうまくいかなくてかけ直すことくらいだが、これもごくまれだ。
 今回、シフトをDに入れた状態での信号待ちでエンジン回転数が一時的に落ちる現象が頻繁に起きたり、Pに入れたままでエアコンはオフにしてヒーターを全開にして使う場面があったり、あるときにはナビが電源ドロップしたのか勝手に再起動するという現象が発生した。
 これはいったいどういうことだと明るいときにボンネットを開けてみたら、バッテリーセルのプラス端子側の一番端がLowerレベルを下回っていた。ここでバッテリー補充液を入れて延命を試みるか? 調べてみたところ、かなりグレーである。
青に聞け!!: やってはいけないバッテリーメンテナンス

バッテリー液で大切なのは、比重、つまり硫酸分であるので、どうしても液レベルを調整したいのなら、全ての電層で比重を見ながら、電解液を補充するのか、蒸留水を補充するのか見極める必要がある。それもかなり大変で、生半可な知識では出来ない

 こちとら昭和年式の車をメンテナンスして乗っていた世代である。バッテリーの交換なぞ造作もないが、工具どこいったっけ、みたいな。一方、ディーラーでは金で安心が買える。そして、比重をみながら調整するくらいなら格安バッテリーで急場をしのげる。
 休憩時間にディーラーに電話して相談。私の車のバッテリーが34Bクラス。コンパクトカーだからね。見積として出てきた金額は、工賃込み1万円前後。2年補償。んー。
「カー用品店で売ってる安売りバッテリーってどうなんですか?」
「できればこの車は全てホンダさんでみてほしい」
など交渉して、交渉しても値引きは一律バッテリー本体3割だが、実際にピットで相談して決めたいという話で決着した。
 仕事帰りにディーラーに到着。ピットにて、CCAテスターで測定してもらう。CCAというのはコールドクランキングアンペア、すなわち、寒冷時においてバッテリーがどれほどの電流を供給できるか。すなわち、セルスターターを回してエンジンをかけられる能力の指標として用いられる。-15度C基準だったかな。各バッテリーサイズにデフォルトのCCA値が存在していて、それと比較してどれほどの能力かが測れる。結果、「要注意」が出た。ふむ。
 ちなみに、ここでの私の立ち位置は、
・もうディーラーでバッテリー交換するつもり
・やっぱいいや。カー用品店行くわ
と、複数の選択肢を持っている。整備担当のT氏には悪いが、質問攻めにして現場の情報を引き出して、情報料を加味して1万円の帳尻を合わせる腹である。
 結果として、34Bと38Bの差額がほとんどなかったため、38Bに交換と相成った。これで1万円と端数。以下、得られた情報をまとめる。
○液面が一番下がっていたセルにバッテリー液を入れても比重が下がるだけじゃないの?
 比重は下がる。バッテリー液は蒸留水だから。
○希硫酸を補充するという方法がないではない
 するとどうなりますか。
「寿命のバッテリーですと電極がはがれ落ちることがありますので、ダメになります」
○カー用品店で販売している安いバッテリーってどうなん?
 仮に、バッテリーを乾燥状態で保管してあって、使用する際にその場で液を充填する方式なら問題はない。しかしながら、カー用品店の店頭に陳列されている時点で自己放電により劣化が進んでいる。特に安売りバッテリーは上記の理由によりおすすめできない。
 買った時点でハズレってのもうれしくない話ですな。
○バッテリー容量を上げるメリットは?
 電力消費の激しい機器類を搭載している場合にはメリットがある。ただし、
「2年の車検ごとに必ず交換していただくこと」
が条件だそうだ。私の場合はフォグさえ搭載していないので、34Bを38Bで落ち着いた。もうちょっとヘビーな人は40くらいを乗っけるそうだが、とにかく強調していたのは、
「容量の大きいバッテリーは新品時にはその性能をフルに発揮できますが、時間が経過して弱ってきたとき、このときが危険です。バッテリーがエンジン全体に負担をかけますから」
その先は聞けなかったが、おそらく、彼の頭の中には派生するトラブルパターンが多数あったのだろうと思量する。
○バッテリー容量を上げた場合、ジャンピングの救援車としてのメリットは?
 特にないそうだ。
 とりあえず2年、安心して乗らせてもらうとしよう。