【劇場版シュタインズゲートSS】 過去追憶のリフレクション: 上(※校閲支援)

 かそーどさんの初SSに校閲支援という形で参加させていただきました。自分の文章はともかく、校閲というのは初めてに近い経験です。結果として、「共同著者という形でもいい」という話をいただけましたので、顧客満足度はそれなりに高かったようです。
「過去追憶のリフレクション: 上」/「かそーど」の小説 [pixiv]
 劇場版をご覧になった方は是非とも。
 紹介したところで能書きモードに入りますが、この作品、プロットの段階からタッチしています。シュタゲの劇場版はおそらく意図的に穴を開けていまして、「二次創作してみたまい」みたいなところがあったので、遠慮なく書くこととなりました。
 私の校閲スタイルとして、二次創作に厳密な文法はなくてもいいと思うんです。私もプロの校閲はできませんし。ただし、人称の揺らぎについては譲りませんでした。この作品は鈴羽の一人称視点で進行します。かそーどさんから送られてきた原稿を査読して、「この場面は鈴羽には見えないので直してください」という校閲を何度か返しました。
 もう一つ。今回が初の小説だということだったので、初期の段階ではかなり甘い校閲にとどめました。遅筆の私からするとかなりいいペースで原稿が飛んできましたので、文法でブレーキをかけるよりもそのままのピッチで書き上げてほしかったのです。その代わり、脱稿する頃は地獄を見てもらいました。というか、下巻でまだちょっとだけ地獄が続きます。全体の整合性をチェックして、おかしいところを直します。誤字脱字はもちろんのこと、誤変換を含めて、自称代名詞のミスも突っ込みます。「あなたのためなの」ではなくて読者のためなので案外抵抗なくできます。
 もし気に入っていただけたら、下巻をお楽しみに。
(追記 2013/05/19)
 校閲の何が楽しいって、私は字書きなので原稿を読みながら自分だったらこう書くかなというイメージが自然と浮かんでしまいます。ところが、それとは全く違う原稿が飛んでくる。「そうきたかー」と、読んでいてすこぶる楽しいです。
 もちろん、校閲では「自分のイメージ」は殺して客観的に読み込みますが。
 ジャンルが違うと校閲のしようがありませんが、これはなかなかはまります。