2トンダンプでワインディングを走ってきた。特徴は排気ブレーキとエアブレーキ

 諸般の事情により2tダンプを運転することになった。過去の経験で4tダンプや平ボディを動かす機会はあったが、走るのは初めてである。しかも、高速コーナーあり隘路ありの道だ。
 案外面白かったのでポイントをまとめておく。乗用車では経験できないことだし。
1.まず、MTのシフトパターンが違う
 乗用車では、ニュートラルから左上に入れると1速。左下で2速。ここから違う。左上からの順番でいくとこうなる。
乗用車:1→2→3→4→5 右下がR
ダンプ:左上にR 左下に1速→2→3→4→5
 しかも、ダンプの1速はエマージェンシーローと呼ばれ、普段はほとんど使われない。ニュートラルから上に入れた2速が乗用車の1速に相当する。ダンプを運転しながらの左折。この車速なら3速だなって感じでギアを上に入れたら2速だったという笑えない話が発生した。もちろんギア比はローである。あわてて3速にシフトした。
2.踏んでびっくり、エアブレーキ
 ブレーキを踏むと、効かないのである。効かないので踏み込んでいくとエアブレーキの本領発揮。いきなりタイヤがロックする。おまいさん、効きすぎだよ。ABSなんて上等なものはないのでロックを察知してブレーキをわずかに緩め、グリップを回復。
 ……今ので、覚えた。
 帰宅して調べてみたところ、エアブレーキは踏み込んでいくと一気に効くので、減速Gに合わせて調整をかけるものらしい。ああ、それなら簡単だ。っていうか得意だからそういうの。できた。
3.効くぞ、排気ブレーキ
 ガソリンエンジンのエンジンブレーキがある。あれを強力にするのが排気ブレーキだと考えてもらえるとわかりやすい。ただし正確な表現ではないが。とりわけ、荷物を何も積んでいない空車状態だと、アクセルを緩めたとたんにがっつり効く。
 重複するが、ダンプで通常使うのは2速から5速。この4速までは排気ブレーキを実感できる。走りながら排気ブレーキをON OFF繰り返してみたゆえ。
4.意外とスリムな2tダンプ
 今回運転したルートには隘路があった。ダンプの車幅感覚については左のミラーを見ながらだいたいこんなものかと見当をつけて、白線を踏むかどうかくらいまで持っていけた。
 問題は対向車と後続車である。
 対向車に関しては問題がなかった。左いっぱいに寄せて速度を下げると、あっさりと通過してゆくのだ。あれ、そんなにいけるの? といった感じだった。
 後続車にひっつかれたときは問題アリアリである。先に行かせようにも幅がないのだ。コーナーの先も読めないので、たまたまあった待避所に寄せて、勝手に行かせた。勝手に行ったんだから正面衝突しても私は関知しない。
 なんせボロダンプとヘボドライバーのコラボレーションである。まぜたら危険、張り合ってこっちが事故を起こしたらおしまいなのだ。
5.まとめにかえて
 ディーゼルエンジン、そういうのもあるのか。 
 MT車たのしー。
 この2つで終わってしまいそうだ。ディーゼルは低回転からトルクがあるから面白い。そして私は元々MT乗りだからクラッチがあると楽しい。
 一番大事なのは、この面白いとか楽しいとかいう感覚だと思う。なんだか新しい経験をさせてもらえた。