私はiDを使い倒してみることにした。
とりあえずはこれかな。
NTT docomo×LAWSON DCMX ドコモのクレジットサービスDCMX®なら、ローソンでのお買い物がいつでも3%OFF! | DCMX
タバコなどは対象外だそうで。
私はローソン好きのコンビニ戦士。とはいえ、出先のどこにでもローソンがあるわけではないので、ファミリーマート、ミニストップ、そしてわりとどこにでもあるセブンイレブンなど、様々なコンビニエンスストアを利用する。そして支払いは電子マネー。朝の通勤時間帯と昼休みのコンビニは戦場なのだ。1分1秒でも早く、である。
わりとどこでも使える電子マネーは、Edy、Suica等の交通系、そしてiD。iDはコンビニ以外にも提携先が多く、チャージが不要なので使い勝手はいいのだが、DCMX miniの場合にはポイントの還元率も高くなく、これまではあまり出番がなかった。
ここでざっくり説明してみよう。
○DCMXとは
ドコモのクレジットカード。審査に通るとカードが発行される。ドコモユーザーがうまく使いこなせば悪くはないカードだろう。
○DCMX miniとは
クレジットではなく、初期の上限額が1万円。ドコモのケータイなら設定さえすればiDとしてすぐに利用可能。使っていると上限額3万円まで上がる場合がある。中学生からOKな点、上限額を千円単位で任意に変更できる点で、子供さんへのお小遣いとしての利用もできるだろう。
○iDとは
電子マネー。DCMXカードの中にはiD機能を搭載したものもあり、レジのリーダーにかざすだけで決済できる。おサイフケータイでも同様で、使った分だけ携帯の料金に合算されてあとで支払う形となる。
さて、ドコモの狙いを推測すると。
学生のうちにDCMX miniとiDの利便性を知ってもらい、いずれ18歳になったとき、あるいは就職したとき、クレジットカードとしてminiではないDCMXを選択してもらうこと。ちょっと気の長い話だが、高校生大学生ともなれば自分で携帯電話の料金を払う人も少なくないはず。DCMX miniでiDを使ってみようかという潜在的顧客の発掘もあろう。ローソンで買い物をすれば、Pontaポイントがつく上にあとで3%引きというのは魅力的だ。
私としては、DCMX miniの上限額1万円という仕組みの学習効果を評価したい。
「あなたの信用に基づいて月1万円まで利用できます。ただし、指定された期日には必ず支払ってくださいね」
クレジット取引の基本中の基本である。限度額が1万円や3万円のクレジットカードはまずない。当たり前のことを当たり前に理解して実行できる大人になってほしい。
ローソン側としては、iD決済ならスムーズだし違算も出ない。携帯ならモバイルPontaを入れておけば、ポイントの照会とiD決済がたちまち終わる。
今のところは期限の定めがない今回のキャンペーン。ドコモとローソンが仲良くやってくれるといいんだけど。