IP電話の不正使用による高額請求のニュースを見て、ひかり電話の海外向け発信を休止した

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国際電話の高額請求 IP電話乗っ取りか | NHK「かぶん」ブログ:NHK

「IP電話の思わぬ落とし穴か。250万円の請求とか空恐ろしいな。うちはひかり電話で050じゃなくて普通の市外局番からだから平気だけどー」
ところがどっこい、ひかり電話ってIP電話だった。そうだ、光回線を導入したときに加入電話、いわゆる家の電話のコストが下げられるからひかり電話に同番移行したんだった。全ての手続きは私がやったし、電話機の接続やら何やらも私がやった。そうだった。

第三者による不正な電話利用等の被害にご注意ください | お知らせ・報道発表 | 企業情報 | NTT東日本

ひかり電話をご利用のお客様は、弊社にお申し出いただくことで海外向けへの発信を休止することが可能です。

 うむ、これだな。

 というわけで、ニュースを確認したその日はもう窓口が閉まっていたので、翌日電話した。携帯OKのフリーダイヤルとは太っ腹である。私は携帯の通話プランがいくら使っても定額なので、フリーダイヤル携帯不可であれば、普通の電話番号を併記してもらえればそれでよい。あるいは、国際電話の番号があれば、+81を取って0を付ければ普通の国内通話になる。

 最悪なのは0570のナビダイヤル表記のみの場合で、携帯電話もひかり電話も無料通話分を貫通して通話料が請求される。詳しくは以前書いたこちら。
0570-0* ナビダイヤルに気をつけろ!

 とにかく、NTT東日本の担当窓口は土日もOKだったので、電話することができた。
「ひかり電話を使ってまして、国際電話ができないように手続きをしたいんですが」
「ご利用いただきありがとうございます。ではご本人様確認のため~」
ということでいろいろ聞かれる。
「ただいまお電話をされている方のお名前を伺ってもよろしいでしょうか」
「本人デース」
加入電話は承継して私の名義になっているのだ。こういうときフットワークが軽くて助かる。本人でないと、続柄がどうの、本人の許可はどうの、とか始まって面倒でいけない。

 手続きは完了して、反映までは2-3日かかるとのことで話がついた。

 今回のIP電話不正使用問題、今に始まった話ではないらしい。
VoIPから国際電話を掛けることで金をかすめ取る攻撃手法 – モーグルとカバとパウダーの日記
こちらは2010年の記事だが、国際電話をかけさせた先の電話会社からバックマージンをもらうという手法はかなり前からあるようだ。確かに、ダイヤルアップ全盛の頃から存在していた手口ではある。世界中を探せば賄賂を取る警官は少なくない。悪徳電話会社はもっと簡単に見つかるだろう。

 今回発覚したのは主にセキュリティのゆるい法人がターゲットだった。じゃあ個人では平気なのかというと、正直これからぼんぼんカモにされる可能性がある。例えば、光ルーターにWi-Fiカードなんか挿してあって、パスワードが甘かったりしたら。WAN側からもLAN側からも狙い放題である。ひかり電話にはスマホ等を対象にした内線番号割り振り機能があるので、そこを狙われたら一発だ。特に集合住宅などではWi-Fiの電波が飛び交ってるわけだし。

 私は地方の辺境在住なので、今ここにある危機という印象は薄い。しかしながら、将来的には何があるかわからない。ということでひかり電話からの国際発信は止めた。国際電話がしたければ各自の携帯を使って自分で支払うがよい。ちなみに、我が家では国際電話を使うことがまずないので、先に止めてあとから説明しても大丈夫だったわけだが。

 万一、身に覚えのない高額請求が来たら、支払う前に不正使用だということを主張して交渉することが大切だとどっかの役所がいってた。もうそれしかないだろう。事前の備えが重要なのかもしれない。