文庫の平台を眺めていたら見慣れない本を見つけた。「冲方丁のライトノベルの書き方講座」とな。世の中に文章の書き方に関する本はあふれるくらい出版されているだろうし、そういったサイトもいくらでもあるはず。そんな中、「ライトノベル」と狙撃。しかも宝島社文庫。いやいやその距離ではそうは当たらんよ。ってか私の場合宝島なんて接点ないじゃん。そんな本どうやって売るんだよ。うん、表紙の流れ弾が当たって手に取ってしまったんだ。
こんな表紙なので。んで、文庫になるってことは何か元があるかなぁと。
ベースはこれで、改めて手を入れたものらしい。
「キミにも『マルドゥック・スクランブル』が書ける!!」
言いすぎだから。読んだことないけど言いすぎだから。きっと。
ぱらぱら読んでみたところ、まずこの本を書くにあたる目的があった。曰く、小説は誰でも書けるものだからみんな書くようになれば業界も活性化されて本も売れるようになると。ひどく乱暴な要約だが、……その理念、同意する。購入だ。なるほど、「ライトノベル」とかで柔らかい感じにして間口を広げる作戦か。乗ってやる。
読んでみた。途中なんだけど、冲方丁面白いわ。マルドゥック・スクランブルがハヤカワJAというのも好感触。実は本書で解説されている本は読んだことがない。既読ならより楽しめるとは思うが、未読でも十分。作品が完成するまで七転八倒している様子が描かれていて楽しい。実際、50枚超えちゃうと何かいろいろと止まらなくなって困るよねぇ。
というわけでおすすめ。ワンコインだし。あゴー。